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ユダヤの商法 藤田 田 あらすじ

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はじめに

ユダヤ商法の「定石」こそ金儲けのノウハウです。
1972年刊行 一時期絶版になり中古市場では5000円の値段がついた。2019年に新装版として復刊 総計276刷、82万7000部。あの伝説のベストセラーが今ここによみがえる。どうすれば金持ちになれるのか。その答えは世界の巨富を一手に集めるユダヤ商法の「定石」にあった。「定石」とは何か。それは、「銀座のユダヤ人」と呼ばれた著者が勝ち得た金持ちになるための原理原則。全世界でいまだに通用する唯一の「商法」である。「定石」さえ守れば、金儲けなんか誰でもできる――本書は、夢を抱き、巨万の富を築き、新しい未来を自らつくりたいと望む若者やビジネスマンには必読のノウハウです。

第1章 これがユダヤの商法だ

ユダヤ商法は絶対”損”をしない法則があります。78:22の宇宙法則です。例えば正方形とその正方形に内接する円があり、正方形の面積を100とすると内接する円の面積は78.5になり、これを78と考えると正方形の残りの面積は22になる。また空気中の成分が窒素78に対し酸素等は22の割合です。人体も水分78%、その他の物質22%の割合でできています。お金を貸したい人と借りたい人の割合も78:22です。一般大衆が持っている金を22とするとお金持ちが持っている金は78なのです。ということはお金持ちを相手に商売した方が儲かるのです。

日本人は「今日は暑いですね」「少し寒いですね」と言いますがユダヤ人は「今日は華氏80度だ」というように正確に数字で表現します。このようにユダヤ人の数字に対する強さは特筆すべきものがあり、普段から生活の中に数字が溶け込んでいるのです。数字に馴れ、数字に強くなることがユダヤ商法の基礎であり儲けの基本です。ユダヤ人は必ず鞄の中に対数計算尺を持っていて数字に対して絶対の自信があります。よって数字に強くなることがユダヤ商法の第一歩です。

戦後の日本経済の成長はユダヤ人のバイヤーが日本から品物をかってくれたから日本にドルが貯まり、日本は豊かになったのです。アメリカを支配しているのは全米の人口2%足らずのユダヤ人です。

ピカソ、ベートーベン、アインシュタイン、マルクス、イエスキリスト、ロスチャイルド、ルーズベルト、キッシンジャーなど数々の著名人にユダヤ人は多いです。

汗水たらして稼いだ金も、酔客からふんだくった金も同じ金で綺麗な金、汚い金の区別はありません。

人間も社会も自然も毎日変化します。これはユダヤ教の神の摂理でありユダヤ人の信念です。かわらないのはキャッシュだけなのでユダヤ人の現金主義は徹底しています。

ユダヤ人は銀行預金はしない。理由は預金しても利息は少ないし、物価が上がるとそれに比例して貨幣価値が下がっていく。もし本人が死亡したら相続税でごっそり国に吸い上げられる。どんなに莫大な財産でも三代相続すればゼロになるのが税法上の原則です。これは全世界共通です。遺産相続税だけ見ても銀行預金は損です。キャッシュは増えることはないが減ることもない。ユダヤ人にとって「減らない」ということは損しないという最も初歩的なものなのです。

ユダヤ商法に商品は二つしかない。それは女と口です。これはユダヤ商法4000年の公理です。男というものは働いて金を稼いでくるものであり、女は男が稼いできた金を使って生活するのであるから「女の持っている金を奪え」というのはユダヤ商法の金言なのです。女を狙って商売すれば必ず成功します。反対に男を相手に商売すると女と商売するより10倍難しいです。ダイヤモンド、ファッション、アクセサリー、バックこうした商品は溢れんばかりの利潤をもたらしてくれます。

ユダヤ商法の第二の商品である「口」言わば口に入れるものを扱う商売です。理由は口に入ったものは数時間後には廃棄物となって脱糞される。つまり口に入った商品は刻々と消費されて次の商品が必要になるからです。ユダヤ人に次ぐ商才を持つ華僑に、この「口」を扱う人が多いです。

藤田 田 さんがハンバーガーで商売をしようとしたのは日本人は相対的に体格は小さく、体力が無く国際的に競争力を持つには日本人の体質を変えようと思ったからタンパク質の豊富で安価なハンバーガーに手を出しました。

金儲けを志すなら英語は必須です。日本語だけしか話せないと間に通訳を介入させる必要があり、通訳を通して商談していては、まんまと餌だけ食い逃げされていまうのです。

ユダヤ人は暗算が得意なので判断が迅速であります。それにしっかりメモを取るのでユダヤ商法に曖昧さ、思い違いがありません。ユダヤ人は知識が豊富であらゆる分野で専門家に近い知識を持っています。商人としての的確な判断を下すのに幅広い視野は目を見張ります。商人はソロバンという日本的な考えはいかに視野が狭いかは論じるまでもないです。

ユダヤ人は2000年の迫害された歴史の中で得た忍耐の積み重ねを決して無駄にはしない。相手の気持ちが変わるまで辛抱強く待ち、忍耐しながらも取るべきものは取るのです。その反面ソロバン勘定に合わないと直ぐ手を引きます。損切りの考えもしっかりしています。許容範囲内の予算で勝負したからクヨクヨしないのがユダヤの考えです。日本人は「ここまでやったのだからもう一踏ん張り」「ここでやめたら今までの苦労が水の泡だ」「石の上にも三年」など辛抱強く努力が成功への要因だと思い込んでいるので深みにはまると再起不能のダメージを受けてすぐに腹を切って死にたがります。

儲けるつもりならドライに合理主義に徹してナニワブシ的感傷は抱くことは禁物です。ユダヤ式「会社観」は好調に利益を上げているときに高値で会社を売ってしまい、また会社を作ります。自分の命をかけて儲からない会社を死守する考えはしません。

ユダヤ人が信奉するユダヤ教は契約の宗教とも言われ旧約聖書は神とイスラエルの民の契約の書とされている。「人間が存在するのは神と存在の契約をしていきているからだ」と信じています。ユダヤ人が契約を破らないのは神と契約しているからです。なので債務不履行は絶対しませんし、相手の債務不履行には厳しいです。

ユダヤ人は税金はごまかしません。税金は国家との契約です。その分しっかり税金分を含めた利益の商売をします。

藤田 田さんは累進課税に物申します。頭と体を人より使って稼いだお金に累進課税するとは法のもとに平等ではないと主張します。

ユダヤ人は時間をお金と同様大事にします。

第2章 私自身のユダヤ商法

藤田 田さんの名前「田」デンは外国人には呼びやすくこの名前でよかったと両親に感謝しました。そのため息子にもインターナショナルで外国人にも呼びやすい「元」と「完」と名付けた。元はGEN=ジェネラル(将軍)で完は発音がカーン(王様)なのです。

藤田 田さんはGHQに通訳としてアルバイトしていてそこでのユダヤ人のGIを見て、したたかで差別されながらも強く生きている姿を見て自分も大阪から東京に出てきて東京の人に大阪弁を馬鹿にされたのを重ね合わせて親近感を感じてユダヤ商人の下で見習いに入りました。

ユダヤ人の商売は絶対にまけない。商品に自信があるからです。なので利益が大きく儲かるのです。
また日本的な薄利多売という考えはしない。

商品を流行させるには金持ちから流行らせるべきです。なぜなら大衆の流行は長くは続かないのです。金持ちの間で流行したものが大衆に浸透するには約2年かかります。2年間はその商品で商売ができます。また金持ちの間に流行させるのは高級舶来品が一番です。金持ちは舶来品コンプレックスが根強いのです。

第3章 ユダヤ商法のバックボーン

ユダヤ人は食うために働きます。日本人のような働くために食いません。ユダヤ人は食事をゆっくり楽しみ、食事中は仕事の話しはしません。宗教、下ネタ、戦争の話しはタブーです。いくら知識があっても貧乏人ではユダヤ人は信用しません。ユダヤ人の父親は子供に「たとえ父親でも盲信してはいけない」と教育します。金銭教育も小さい頃から行います。

第4章 銀座のユダヤ人語録

リヒテンシュタインの税金は年間250ドルときまっているので7000万円で国籍を買ってもお得です。ユダヤ人はこういう制度をよく知っていて目をつけるのが鋭いです。

東大卒の人間の頭の中はどす黒い欲望の渦が巻いている。藤田 田さんも東大卒なので欠陥をよくわかっています。東大を出た人間は歪な日本の教育のもたらす悪習をことごとく身につけている。東大卒の総理大臣の実例を見れば明らかです。

社長たるもの勉強しない奴からは遠慮なく給料の返済を要求すべきだ。

第5章 円を扱うユダヤ商法

日本政府の無為無策を利用してユダヤ人が大儲けをした。

第6章 ユダヤ商法とハンバーガー

脳味噌の中は常に柔らかくしておいて、既成概念など吹っ飛ばしてしまうことが先見の明につながる近道です。

まとめ

ユダヤ商法の定石が余す所なく網羅されています。とことん数字にこだわり、義理人情、忖度、浪花節など糞食らえというくらい日本式の商売を批判する。著者の言うことは当然でインターナショナルで事業をするなら日本式では通用しないのはその通りということが分かります。ユダヤ人の契約を守るために飛行機をチャーターし難局を乗り切ったエピソードは痺れます。2019年になって改めて注目されているということは、本書はここに書かれている内容が時代に左右されない金儲けの定石であることを
証明しています。日本の風習、政治家をぶった斬る文章は大変読んでいて楽しめます。

著者 藤田 田 日本マクドナルド創業者

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