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1分で話せ 伊藤羊一 あらすじ

この記事は約7分で読めます。

皆さん分かっているけどできない相手に伝わる話し方こんなことで何倍にも伝わり方が変わるんだと実感される内容の本です。

はじめに

どんなに優秀な人でもプレゼンが上手くない人はいます。ただ事実と自分の意見の羅列だけでは相手は何が大事なのか分かりません。何が大事なのか、どうしたら相手に伝わるかを考えることが必要になります。著者の伊藤洋一さんはソフトバンクの孫正義社長にも大絶賛された「伝える力」を余すことなく紹介しています。

序章 伝えるために考えておくべきこと

そもそも人はあなたの話の80%は聞いていない。100%聞くことは不可能なのです。ならばコミュニケーションを諦めていいのかと言うとそういうことではありません。どうしても人の力の助けが組織には必要なので、チームの力を最大限生かすために動いてもらう力が必要です。どうしたら相手の頭に残るように話すか、の勝負になります。

STEP 1 伝えるための基本事項

相手が誰か、誰に伝えるかをイメージする。具体的に、どういう立場か、興味は、このプレゼンに何を求めているか、専門的知識はどのくらい理解できるか、否定的な反応するか、です。聞いている人の反応を想像しながら準備をします。聴き手のイメージができれば、話す内容、言葉使い、話し方など、作り上げていきます。全てのプレゼンはゴールを達成するためにあるので、ゴールを意識する。それを実行する為に何をすればいいか、何を伝えればいいかを逆算で考えていくのです。プレゼンは綺麗に話す、ちゃんと資料を作る、流暢に話す、ことができても相手が動かなければプレゼンした意味がないです。相手を動かすためには全てをやりきることが大事です。プレゼンに至る根回しや、直前の挨拶、その後のフォローなどあらゆる手を尽くして相手が動くために、全てをやりきることです。

STEP2 1分で伝える

頑張って話しているのに伝わらない人は結論がなく根拠ばかりあります。結論がないので開き手は何を読みとればよいか全く分かりません。結論を相手に伝えることが一番大事です。事実やデータをいくら重ねても、相手はこのデータや事実やから何を読み取れば良いのか全くわかりません。「これが結論です」「理由は A で B で C だからです」これだけです。1分で話すの根幹はこれであります。
結論と根拠のセットを構築します。事実やデータは結論ではない。「こういう企画です」と「これは売れます」のどちらが結論かと言うと、「これは売れます」が結論です。もっと言えば「これは売れます。だからやりましょう」です結論とは相手に動いてほしい方向を示すものです。結論を言うからには根拠が必要です。根拠(理由)がなければ人は納得しません。根拠が一つでは説得力は弱いですが、多すぎても印象に残らなくなります。目安は3つです。多くのコンサルタント的な人がよく使う「理由は三つあります」というほうがイメージしやすいです。三角形を想像してください。頂点が結論、その下に根拠が3つ、その下に例題を配置させた構造(ピラミッド型の構造、ピラミッドストラクチャー)をイメージしながら、聞き手にもこの構造を頭にイメージさせてそこに自分の伝えたいことを移植していくようにします。このとき結論、根拠がロジカル(意味が繋がっている)でなければなりません。例えば、傘が要ります。なぜなら雨が降っているから。は意味がつながっています。
何かを伝える場合、それが5分でも30分でも1時間話すような内容であっても、一番大事な結論はこうで、その理由は3点あってこうです。と整理してみましょう。

いらない言葉は削る

具体例でどのように言葉を削るかをみていきます。

「基本的には」 – 不要 基本的でない場合を述べないのであればそもそも不要です。

「先に述べたように」 – 話をする時には不要。

「の観点で」「を念頭に」- なくても通じるので不要。

簡単な言葉を使う 

「ブラッシュアップしていきます」- 「磨いていきます。」
言葉を削るというのはこういうことです。

たくさん話たくなるのは調べたこと、考えたこと、頑張ったことを全部伝えたいという話し手のエゴです。ひたすらスッキリ簡単にしていくべきです。

話しが伝わらなくなる4つの話

プロセスを話す プロセスよりも相手は結論が聞きたい。
気を遣いすぎる ビジネスパーソンにとってポジションを明確にする事は大事。プレゼンターの自覚を持ちましょう
自分の意見と違うことは言うな マイナス面も言いたいだろうが話が長くなって実は伝わってません。
笑いを入れない 笑いは要りません。ユーモアを交えて和ませたいでしょうが大抵はしらけて終わりです。

STEP 3  相手を迷子にさせないために

・スッキリ簡単でないと相手はプレゼンターが何を言ってるのかわからなくなり、迷子になってプレゼンターの声が子守歌になってきます。一度話の筋を外れると再び聞き手は戻ってきてくれません。

・プレゼンで話す言葉は特に「短く、言い切る」ことを心がけましょう。

・言葉は中学生でも理解できるレベルの言葉で。専門用語をすべての人が理解できるとは限りません。例えばPVは音楽のPV(promotion video)なのかパソコンのPV(page view)なのか同じPVでも違います。

STEP 4  1分でその気になってもらう

人にイメージを想像させることで感情をゆさぶらせる

イメージを描いてもらうためにビジュアルを見せる。写真、映像、動画を使うことでイメージを湧かせる。

聞き手にイメージの中に入り込んで来てもらうには、直接お願いするのが一番です。「想像してみてください」「あなたがもしこの世界を想像するとしたらどうでしょう」と促す。そして「素晴らしいと
思いませんか」と方向感を伝えましょう。

STEP 5 1分で動いてもらう

主張と根拠のロジックで左脳を納得させ、次に写真や動画や「例えば」という言葉でイメージを想像させて右脳を刺激します。でももうひと押しが必要です。プレゼンの自分の伝えたいことを一言のキーワードで表す。覚えやすくその一言でプレゼン全体を表現するようなキーワードにできれば最高です。かっこいいネーミングにする必要はありません。このキーワードの威力は実に大きいです。このキーワードを加えるだけで聞き手はびっくりするほどあなたのお話を覚えてくれます。

あとは相手にどうやって届けるかです。プレゼンもアーティストと同じように自分の伝えたいことを演じましょう。自信なさそう、相手の目を見ない、ボソボソ話せば伝わりません。また、ロジカルに正しいことだけを言えば伝わるということはないです。表現者として相手に訴えかけていきましょう。そのために聞いている人の中に入っていく。舞台で微動だにせず話をするのと、客席に近づいて行くのとどちらが良いでしょうか。やはり距離が近づいた方が聴きては親近感がわくのです。単に言葉を出すのではなく相手に語りかける。そうすることで相手の受け取り方は全く変わってきます。

人前で話す時の四つのポイント 

1 .視線  しっかりと聞き手を見る
2 .手振り 多少動きをつける
3 .声 相手と会話をするように声を届ける
4. 間合い 話の区切りで普段より3秒ほど長く間を取ってみる

いかに相手の立場に立って話すか

話ししている自分と相手を俯瞰で見る。とは言ってもイメージがつかない方のために簡単にできる方法は、実際に相手の席に座るということです。そうすることで聞き手はどう感じどう話されるといいかチェックする。こんな風に相手の気持ちになって主観の自分を意識していくことを「メタ認知」と言います。

必要ならば根回ししたって、アフターフォローしたって、質疑応答だってフル活用しましょう。根まわしと聞いて「ああ自分はそういうことは嫌だ、やらない。」「事前に根回しをしている人はずるしている」と思わなくてもいいです。事前に「今度の会議で私はこんなことをしようと考えています」と伝えてあらかじめ相手の理解を進めておくメリットは大きいです。根まわしやアフターフォローをすることはかっこ悪いことだと思うのは本質から外れています。あなたは格好良い悪いで仕事をしているのですか?成果を出すのに格好悪いもありません。人に何かを伝える、動いてもらうため一番重要なことは当たり前ですがあなたの「想い」です。そういう想いがないと相手は動きません。人間は基本的に変化を嫌がる性質を持っています。なので特に想いを込めなくてはなりません。自分の存在全てをかけて、このプレゼンは世界を変える、このプレゼンは自分は世界で一番自信を持って伝えられる、という気持ちを伝えていますか。これは大げさではありません。自ら起業し、世界に打って出ようとする創業者は皆こんな熱いプレゼンをしています。

まとめ 

相手によく伝えることに準備期間はいりません。ここに書かれていることを意識するだけで誰でも直ぐに相手によく伝える事が出来るスキルが身に付きます。

著者 伊藤洋一 ヤフー株式会社コーポレートエバンジェリスト Yahoo アカデミア学長 東京大学経済学部卒 2015年4月にヤフー株式会社に転身 次世代リーダー育成を行う

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