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脳に悪い7つの習慣 林成之 あらすじ

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はじめに

脳は気持ちの持ちようで良くも悪くもできます。私たちは脳にとって何か良いか悪いかわかっていません。なので悪いことをやらないだけで脳は良くなります。脳トレなどは必要ありません。脳神経外科医や救命救急医療で特に脳内のパフォーマンスを最大化する努力をしてきた著者が脳に悪い7つの習慣を解説します。

第1章 興味がないと物事を避けることが多い

目から入ってきた情報はまず危険かどうか判断して、好き嫌いを判断して理解するという順番で伝わっていきます。もし入ってきた情報が嫌いというレッテルを貼ると脳は次に考えたり覚えたりする機能をしっかり働いてくれなくなります。脳の本能を理解するとそれに逆らうことは脳にとって悪いことです。生きる、知る、仲間をふやす、ということは生命にとって最も大事なことです。生まれたばかりの赤ちゃんは母性への興味があり、知りたい本能が働いて脳は発達していきます。脳の本能の「知りたい」というのに従って、「興味がない」「そんなことは知っている」と考えるのではなく「何か得るものはないか自分がまだ知らないことはないか」など興味を持つことが脳にとって大事です。頭がいい人は何に対しても興味を持ち積極的に取り組める人です。常に前向きな姿勢で臨む人はもてる能力を様々な方面で発揮する要素があります。周りを見ても後ろ向きの人は良いパフォーマンスをしていますせん。

第2章 嫌だ、疲れたと愚痴を言う

脳に入ってきた情報は理解する前に好き、嫌いのレッテルを貼ります。なので勉強で記憶する時には「嫌だ」と思いながら勉強していると脳は理解力、思考力、記憶力がちゃんと働いてくれません。苦手なものを避けるのではなく興味を持ってチャレンジすることが大事です。では「チャレンジしたけどやはり苦手」という場合はどうすればいいのか?と言うと「この条件下では大丈夫だ」という考えで、出来る範囲を見つけて興味を持つようにするといいです。少しでも工夫した方が脳にとってもいいです。マイナス要素を抱えながらでも、どうすれば少しでも好きになるかを考えながら前向きに取り組むべきです。
人付き合いの場面でも見た目は最初の印象で嫌だと思うより、常に「人柄を知って良いところを見つけよう」という姿勢を保ち、まずは耳を傾け相手の立場に立って違いを認める能力が脳を生かすか殺すかを左右します。

愚痴をいう場合を考えましょう。愚痴を言った方が「ストレス発散になる」という人が多いですが、誤解です。こうした否定的な言葉は、言う人も聞く人も脳にとっては悪い影響しかないです。脳がマイナスのレッテルを貼るからです。脳の仕組みを知れば理解できます。脳にとって人の話を聞いた時に素直に「すごいな」と感動することは大事です。気持ちを動かすことができると判断力と理解力が高まります。

笑顔は脳のパフォーマンスをあげます。

脳には疲れる脳と、疲れない脳があります。楽しいことをやっていると脳の疲れが取れていきます。面白くない、嫌だ、という人と一緒にいるとそれだけで脳を疲れさせます。友人と会って食事をしながら楽しい時間を過ごすと疲れが吹き飛んだ!というのは脳の疲れが除去されるからです。

第3章 言われたことをコツコツやる

人間の本能の「仲間になりたい」というのは脳に「人が喜ぶことが自分にとって嬉しい」と自分が満たされて脳に良いですが、厳しい競争になってくると「相手を蹴落としてでも自分を守る」と考えると「自分だけが得をする」というのは脳が生まれ持っているものではないので、行き過ぎた成果主義がは、脳が持っている力を削ぐことになりかねません。「あの人が喜ぶ顔が見てみたい」「貢献したい」と考えた方が脳にとっては良いです。仕事や勉強をしていて「大体でも大丈夫だ」と安心してはいけません。まだ終わっていないのに「出来た」と安心すると脳は思考する働きを止めてしまいます。大体できたという「否定語」によるものです。物事を達成する人としない人の差は「大体でもできた」という考えはしなく、まだできていない部分を具体的に認識しています。実際に脳の血流を見て見てると、もうそろそろ終わりだと考えると脳の血流が落ちてしまうのを研究で確認しました。となると「無理だ、もうだめだ」というのはもちろん脳にとって NG です。

「一歩一歩着実に」は一般的には褒められた行為ですが脳にとっては「失敗するかもしれない、敗したらどうしようと」考えるのと表裏一体で脳にとって悪いです。脳にとってはどう達成するかなど達成の仕方を追求し最後の詰めに執着することは脳の能力を最大限に発揮します。能を正しく頑張らせるには具体的な目標、期限、中間目標など明確にする必要があります。紙に書いて貼っておいて、方向性をしっかり示すことができる人と、できない人とで脳のパフォーマンスに雲泥の差がつきます。上司や指導者の言う通りにする、マニュアル通りにすると考えることをしなくなるため脳にとって良くないです。

第4章 常に効率を考えている

人間の思考は繰り返し考えることによって能力は高まります。素晴らしい考え、独創的なアイデア発見は何度も何度も思考することによって生まれます。効率=善、無駄=悪とは考えないようにしましょう。

日記やブログはもう一度思考して文字に書き直す行為をするので脳に良いです。本を読むのも一度だけでなく繰り返した方が思考力が高まります。なので得た知識をアウトプットする(もう一度人に伝わるように思考する)ことは脳にとっていいです。

頑固や反発されてカチンとくるのは、「もう一度考える」という思考が働きませんので脳に悪いです。繰り返し思考するにも毎日同じことを休まず考え続けているとそこからブレイクスルーすることはできないため、4日毎に間を置く方がいいです。人間の脳は、あまり重要でないと判断した記憶は3~4日経つと忘れる仕組みです。日々膨大な量の情報でも脳がパンクしないのは、脳の忘れる機能のためです。

第5章 やりたくないのに我慢して勉強する

記憶力を高めるには人に言われたからではなく自分から覚えようとしなくてはなりません。「その資格を取って、役に立つから覚える」「自分にとって必要だから」とモチベーションを保って記憶に取り組むと、学習記憶は機能します。「我慢して勉強している」という状態ではどんなに頑張っても脳の記憶力は働きません。「美人の先生に教えてもらった」など体験記憶も記憶力を高めます。

第6章 スポーツや絵などの趣味がない

要領が悪い人、運動が苦手、数字に弱い、物覚えが悪い、仕事の遅い人は空間認知能力が劣っています。しかし空間認知能力は向上させることが可能です。
姿勢の悪さも脳に悪い影響です。
寡黙な習慣は脳にとっては悪いです。一般には真面目なイメージですが、おしゃべりすることの方が脳には良いです。

第7章 滅多に人を褒めない

相手を褒めると相手も気持ちがいいし、自分も感情表現が出来て相互で脳にとって良いです。

まとめ

脳科学の観点から悪い習慣を解説していますので、この逆をすることによって脳に良い習慣を学べます。脳は物事に取り組む際に「興味がある」と思い込んだり暗示するだけでパフォーマンスを向上させることが出来ます。今まで正しいと思っていたことが意外に脳には良くない行為だったり発見があります。何事にも興味を持つ、好奇心を持つ、主体性をもつ、笑顔で感情表現もしっかりする。それによって周囲にも波及して自分にもプラスになり好循環が生まれます。結果、脳にとって良い習慣になります。

著者 林 成之 1939年富山県生まれ 日本大学総合科学研究科教授

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