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徹底研究 GAFA あらすじ

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はじめに

世界経済を席巻するGAFA。しかし近年個人情報漏洩や独占禁止法、税金逃れなど問題な面もある。GAFAの現在地、未来、功罪を23人の有識者が考える内容です。

世界の時価総額ランキング2018年10月時点 GAFAで計3兆ドル4社が上位を占める。

・Google
インターネット空間を宝の山に変えた。検索エンジンの開発に注力し、2000年にYahooに採用されて開発資金を得る。その後Googleアドワーズ、Googleアドセンスが開発され莫大な利益を得る。

・Apple
画期的な製品に加え、高収益体質の礎を築いたサプライチェーン改革

・Facebook
22億人の個人情報ビジネスで世界最大のインフラを構築。Whats App、instagram買収戦略で事業拡大。課題はネット未接続の新興国市場の開拓

・amazon
利益度返視の積極投資で既存産業を破壊するEC覇者

Chapter 1 GAFAのビジネスモデルの比較、売上構成の比較を通して各企業の特徴を見る

・GoogleはGoogle Home を例にビジネスモデルを解説。ホームコントロールのサービス拡大を狙う

・AppleはApple Watch を例にビジネスモデルを解説。Apple Watchを軸に健康医療分野へ傾注。

・Facebook はInternet.orgを例にビジネスモデルを解説。小型衛星群を使いグローバルブロードバンド環境を作りインターネットのない生活を送っているアフリカ、アジアの人々に向けて普及を目標としている 。

・Amazon は Amazon GO を例にビジネスモデルを解説。陸海空の輸送網を整備し、巨大な輸送業者への道を行く。生鮮食品チェーンのホールフーズを買収してリアル店舗においても力を発揮していく。

Chapter 2 GAFAの戦略 商売の実像

・プラットフォーマーとして一括りにされがちなGAFAだが4社の商売の中身は相当異なる 。Google と Facebook は利益は広告。その中で Google は情報技術の会社 。Facebook はコミュニティの会社。
Appleとamazonはリアルな商品を売る会社。その中で Apple は iPhone の会社 。Amazon は物流の会社。

・なぜGAFAのような会社が他に出てこないのは米国の巨大な市場規模と分散的構造。フリーランスで働く人が多い。

・GAFAへの対抗策を説明している。正面からでは太刀打ちできない。

・GAFAのファイナンス戦略は長期的に未来志向で売上、利益の減少をいとわずにスマホ向けサービスに積極投資している。ジェフベゾスも「利益率より長期のフリーキャッシュフローの最適化を重視する」と発言。これは投資がリターンにつながる可能性が高い成長市場にいるからくる自信。いずれGAFAは投資の回収に入ると予想される 。G mailも有料になるかもしれません。

・GAFA4社にファイナンス面での死角は見当たらない。心配があるとすれば政治リスクかも。

・GAFAの M & A 戦略

Google は AI (人工知能)や VR (バーチャルリアリティ)の会社を M & A
Apple は VR、 AR (拡張現実)関連の買収が増えた
Facebook は SNS やシステムインフラ構築に関連した企業 をM & A 。R&D(研究、開発)投資額の売り上げ高比率が最も高い。
Amazon は次世代のサービス形態を築こうとしている。ジェフベゾスの個人ファンドBezos Expeditions経由で血液で早期癌を診断する技術のGralにも出資している

・Googleとamazonの AI 成長戦略

モバイルファーストから AI ファーストへ
GAFAの競争はネットからリアルへ移行しつつあり 、Google や Facebook は仮想空間を支配した一方で Amazon は IoT の新しいプラットフォームを構築しつつあります 。AI 競争に乗り遅れた Apple は音声認識でも Siri はかなり性能が低いのが現実です。
医療分野ではAIはまだ力不足。期待と実態の乖離から生じる幻滅感が広がる恐れがある。

・この先GAFAはどうなるか。

2018年に Facebook の情報漏洩が発覚しトランプ陣営が大統領選で多くの浮動票を操作した疑惑がアメリカ社会をざわつかせザッカーバーグ CEO は公聴会に出廷し釈明した。
中国は「社会信用体系建設計画」を立ち上げて2020年までに中国全体をカバーする信用システムの標準化を目指している。
GAFAの次は 「BAT 」バイドゥ、アリババ、テンセントに覇権は移るかもしれません。

・GAFAの最先端の職場環境をカラー写真で紹介している。ジムや温泉、映画館があり、働くための場所ではなく生活の一部という考えが基本です 。

Chapter 3 巨大テック企業VS国家の攻防

・EUデータ規制包囲網
プライバシー保護に厳しい EU はGAFAの個人データ搾取に歯止めをかける GDPR(データ保護規制)を設けた。スノーデン事件がデータ保護の転機となる。

・デジタル課税新時代
巨大テック企業が低税率の国、地域に利益を移して「課税逃れ」と批判され、デジタル課税の引き金になった。

・アメリカの政治とGAFAの関わり

・中国市場でのGAFAの格闘。中国企業に勝てないGAFAは服従か撤退か。

・世界初の情報銀行についての説明。消費者が個人情報を提供する代わりにお金を受け取るサービス。

・GAFAが次に狙う市場

Apple 映像配信サービスを計画
Google 自動運転事業に投資を続ける
Facebook VR で新たなコミュニケーションプラットフォームを狙う
Amazon 実店舗と eコマースの融合を加速させる

Chapter4 GAFAの死角は

Facebook は個人情報の利用規制
Google は EU から競争法に違反したとして制裁金の支払いを命じられる
Appleは中国との関係に苦労している。製造業へのこだわり
Amazon は政治リスクがある ITセキュリティ問題

・世界の規制当局を敵に回している。

・今までになかった新しい機器やサービスが登場し、彼らの製品にとって変わるとき。

・GAFAの中で生き残るとすれば Amazon と予想される 。Amazon は巨大データセンター巨大流通網を持っている。EC などインフラがしっかりしている 。
Google や Facebook の利用者が2割減ったりすることはないが Apple の iPhone が売れなくなって2割減るというのはありえる。アップルは製品が売れなくなったら終わりです。GAFA4社がお互い補完しあっているので、Appleがこけると、他の三社がドミノ倒しになるかもしれません。

・アリババとテンセントは思ったより驚異。

まとめ

GAFA4社の概要、功罪がよく分かる。型にはまった解説はグラフを使ったり、ビジネスモデルを図で説明したり、職場環境はカラー写真を使っていたりして丁寧です。それと有識者の独自目線の解説が面白い。4社のイノベーション力がガンガン伝わってきます。

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