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たった5秒で相手の心をつかむひと言の力 野村絵里奈 要約

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はじめに

本書は「言葉で自分の気持ちをうまく伝えられない」「とっさの一言で損をしている」「もっと自分の魅力を言葉で伝えたい」ということに悩んでいる人のために、ひと言を少し変えるだけで今よりもっと相手に気持ちが届く方法を解説しています。

会話下手と会話上手の分かれ目は、たった一言の違いです。上司とエレベーターの中で気まずい時、気の利いた一言で上司を笑顔にできたら仕事の上でも相談などしやすくなって何かと得をするでしょう。肝心な時に一言が出てこない人はせっかくのチャンスを無駄にしています。

何気ない挨拶も人を幸せにする力を持っています。

とっさの一言は日頃から訓練していないとなかなか口から出にくいものです。

気の利いた一言は使える言葉を覚えるだけではだめです。コミュニケーションには、相手に対する礼儀ともいえるルールがあります。自分と相手との間柄によってルールが違うのでそれを守らないとその言葉は空虚に響き、嘘っぽく伝わってしまいます。ルールの基本は相手の身になって考えること。相手を心地よく感じさせることを意識していればよいのです。会話ベタは克服できます。

会話する恐怖心を克服しよう。

会話に対する苦手心は、ちょっとした心のクセです。

・カテゴリー分けしてしまう癖

自分とは別のカテゴリーに入れてしまう。例えば異性と話す時は「男性」「女性」と分けて考えてしまう。

そうしてしまうことで思い切って話しかけづらくなり、会話の中身までも限定されてしまう。

・相手の反応を気にしすぎてしまう癖

いらぬ心配をしすぎると、話しかけるタイミングを失ってしまう。

勇気を出して自分から近づくこと。めげずに心を開くことを続けること。恐怖を乗り越えないとコミュニケーション力は向上しません。

会話上手な人はオープンマインドです。それにより、仕事でもプライベートでも人から愛され、応援してもらえます。

大事なことです。それは、会話することが苦手な相手だと思った人こそ一生続く縁になっていきます。対人関係とは障害を乗り越えてこそ深まっていくものです。

会話下手になる行動

・勝手な言い訳をして避ける行動をとる

・気にしすぎる、神経質になりすぎて遠慮する

・自分の感情を隠して感情を出せていない

オープンマインドになる5つの習慣

1.積極的に声をかける

2.相手の反応を気にしない

3.相手の不機嫌トーンにつられない

4.好意的な目線で相手を見る

5.相手の名前を呼ぶ

会話ベタ克服の一言

「感謝」「気遣い」「好意」「謙虚」「尊敬」「頼る」「素直」「喜怒哀楽」を伝える

相づちは抑揚をつけて。

ビジネスでは子ども言葉を使わない

上司と話をするときは座ったままはダメ

上司との会話のポイント

上下関係をきちんと示す

報告や連絡は端的にわかりやすく。まず結論→ポイント→詳細の順で伝える

先輩から可愛がってもらえるには、やる気、感謝、素直さ、を伝える。そして小さな事でも自分から積極的に頼る。

自分なりの考えを伝えると、仕事に対する真剣さや責任感が伝わる

上司のアポは前もってとるのがマナー

上司からの無理な要望を断るには、基本、上司の指示は断ってはダメです。部下である限りその仕事をする。一旦yesで「あなたの指示は分かりました」と返事して、「今こういう状況ですが、どちらを優先したらよいですか?」と判断を仰ぐ。

注意を受けたときは、素直に反省して言い訳しない。そして注意してくれたことに感謝を示す。

上司は「自分は部下に慕われているだろうか」と常に不安です。なので具体的な褒め言葉を自分から伝えましょう。

上司のミスを指摘するときは、相手のプライドを傷つけない配慮をする。

上司に感謝を伝えるときは「いつも」を入れると効果的です。

報告は5W1Hを必ず入れる。

先輩を観察して、能力やビジネスセンスを褒めて、同じようになりたいと伝える。

先輩との会話で気をつける話題は年齢、外見、結婚、恋人、給料、昇進

後輩との会話のポイント

今の時代、後輩にしたわれなければリーダーになれません。

後輩にこそ尊敬と謙譲を忘れない。言葉も丁寧語を使う。

同じ目線で悩み、喜ぶ。

先入観を捨て、若者に興味を持つ。

後輩からの相談には、アドバイスよりも気持ちの整理を手伝う。

自分(先輩)が間違ってしまった時は、素直に非を認めて後輩に感謝する。

後輩のモチベーションを上げるには、後輩を理解し、寄り添う姿勢を示す。

取引先との会話のポイント

自社よりも取引先の立場に立った言葉を選ぶ。

今だけ、一度だけの関係ではなく、続いていく関係性を強調する。

初対面では「お目にかかるのを楽しみにしておりました」と親近感を抱かせる。

お世辞と思われない方法は、実感を込めて感想を言う。

自然な雑談で空気を温める。話題はタイムリーな内容で。

反応が芳しくないときは、しつこくせまるより、仕事抜きの関係をアピールする。

仕事だけの関係から距離を縮めるには、さりげなくプライベートに踏み込む。

相手の気分を害さず反論するには、冒頭に「あなたの言う通り」と意見を受け入れたうえで提案をする。

無理な要求をサラリとかわすには、相手が上手と認めてしまいましょう。

出会いでの会話のポイント

アピールしすぎず、さりげなく印象づける。

次につなげる一言を残す。

強引にならずに好意を伝える。相手の好みに合わせようとする気持ちを伝える。

会話は相手が七割自分は三割くらいで聞き上手をアピールする。

相手に興味があることを伝えるには、相手が言った言葉尻をとらえて質問していく。

間接的に気があることを伝える。

会話の流れで自然と次の約束へとつなげる

恋人未満の相手の気持ちを確かめるには、相手に負担をかけずに判断を委ねる。

美しい言葉使いを心がける。

結婚相手として意識させるには、仕事だけでなく家庭も大事にする人と思わせる。

困った人との会話ポイント

誰に対してもオープンマインドで、苦手意識をもたない。

拒絶でなく受け入れる

嫌いな人ほど一生続く縁になることがある。

すぐキレる人、起こりっぽい人へは、打たれ強いところをアピールする。ビクビク、おどおどした態度をとると、何も悪いことをしていなくても相手は怒りたくなる。

時間にルーズな人へは、根本的なことを言うのではなく、実質的なアドバイスをして、対策を考えてあげる。

ああ言えばこう言う人へは、一旦受け入れて、それにプラスしていく形で話を進める。

すぐ嘘をつく人へは、罪悪感に訴えかける。

プライベートを詮索しすぎる人へは、質問には質問で返す。

悪口を言う人へは、同調してはダメです。いち早く、自分たちの話題に転換する。

何度注意しても直らない人へは、具体的な解決策を示す。

無口な人との会話では、yes/noで答えられることから聞いていく。

いつも嫌味を言う人へは、好意から出たアドバイスと受け止める。

言うことがころころ変わる人へは、メモを取りながら復唱し、文字にしてその場で確認する。

大人のマナー

クレームを言うときの一言は、まず、「申し訳ございませんが」→事実を述べて→「再度ご確認いただけますでしょうか」という流れです。

おめでとうを伝える一言は、「こちらも幸せな気分に浸っております」のように相手に共感する。

お悔やみを伝える時の一言は、「○○様とは以前より親しくさせたいただいて、このような形での再会が悔やまれてなりません」そして、「私もいまだに信じられない思い出いっぱいです」これも相手に共感するフレーズを使います。

お見舞いに行った時の一言は、前向きになる、励みになる言葉を使います。

手土産を渡すときの一言は、「○○がお好きとおっしゃっていたのでお持ちしました」と、自分が相手の好みを覚えていることもアピールできます。

名前を忘れてしまった時の一言は、「失礼ですがお名前は?」と聞くと上の名前を相手は言いますが、「いえ、下のお名前です」と聞きます。これは田中角栄元首相も使っていた方法です。

まとめ

本書はここぞというときに気の利いた一言を言えるか、言えないかでその人の教養や人間性が相手に伝わり、それからのポジションが言葉一つで変わるので大変大事であることが分かります。シチュエーション別に細かく具体的に説明されていますので実戦に即、使える言葉の大人のマナーが身に付きます。

著者 野村 絵里奈 株式会社KEE’S代表取締役

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