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イヤになるほど人の心が読める ヘンリック・フェキセウス 要約

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第一章 読心術とは

現代になって身体と脳は生物学的にも精神的にも切り離せないものだということが生物学や心理学の面から証明されています。

人が何かを考えるときには必ずその人の身体に何かが起こる。身体に表れる変化をよく観察すれば、その人の気分、感情、思考について、かなりのところまで分かる。

第二章 ラポールを築けばコミュニケーションはうまくいく

ラポールという言葉は「調和と友好的な関係の構築、回復」という意味です。私たちは常に周りの人と良いラポールと悪いラポールを構築している。どんなふうに構築しているかが分かれば、どんな相手でも良い関係を築くことができる。

ラポールの基本ルールは相手が好む方法にあわせてコミュニケーションするということです。そうすることで言いたいことが相手に伝わりやすくなる。相手にもっと好かれるようになる。ラポールが構築されると相手が進んでこちらに合わせようとしてくれます。相手の意見を思うがままに操ることではないです。

嫌いな相手でも、会うたびにラポールの構築を続けていると、やがて相手の態度が明らかに変わってきます。

第三章 実際にラポールを使って自分の望みをかなえてみる

相手の体勢の真似をする。首の傾げ方や腕の上げ方など相手にばれないように動きを真似するのです。相手の顔の表情を真似ることも効果的です。しばらくすると相手がこちらの動きに従うようになり、ラポールが構築される。もし相手がついてこなくなったら一歩下がってラポールを再構築する。

本当に悲しんでいる人にはラポールを構築してはだめです。悲しみにある人はある一定期間、その悲しみに浸る必要があります。

ラポールを築くもう一つの武器は声を合わせることです。自分の声を相手の声の使い方に合わせる。声のテンポを合わせることは特に効果的です。

難しいが呼吸を合わせるのも効果的です。

元気が出る練習

自分がもっと元気でもっと明るい気分であるかのようにふるまう。すると、本当にエネルギーが湧いてきて、前向きな気分になってきます。

プレゼンやミーティングで自分の意見を通したいと思ったら相手の調子のいい時間帯に合わせてプレゼンやミーティングを開くと意見が通りやすくなります。

相手に落ち着いて欲しければ自分も落ち着いてなければなりません。

相手に自信を持って欲しいと思ったら自分も自信満々で振舞わなければなりません。

口で言っていることと、ボディーランゲージや声の調子が伝えていることを一致させて相手に暗示をかけるのです。

ラポールを構築するもう一つの方法は相手に賛成することです。相手を説得したいときは、自分の意見を真っ向からぶつけるより、相手の賛成できるところを見つけてからです。

意見が違っても「しかし」を使うより、「そして」を使うと、前の内容から導き出された当然の結論であるかのように聞こえるので効果的です。

ラポールを構築するのはメールの場合でも同様に相手の文体(言葉の言い回し、表現の仕方)に合わせて文字を書くとよい。

ラポール構築のプロ、デール・カーネギー曰く、素晴らしい話し相手だと思わせたければ、その人に自分の話をさせるだけでいいのです。

相手との間でラポールが構築できたか確認する方法はボディーランゲージや声のテンポを変えてみて、相手がついてくるかどうかチェックする。

相手がこちらに関心があるかどうか確かめるには、相手が座っている場合は、相手が逃げたがってないことがわかればいいです。立っている時は相手の足先が真っ直ぐ自分の方を向いているか。相手の視線も真っ直ぐあなたをみているかどうか、上体はあなたの方に傾いているかどうか、瞳孔は開いているかで分かる。

方言や神経症的な振る舞い、障害者の真似はやるべきではないです。負の感情(怒ったり、悲しんだり)の時も真似てはいけない。

第四章 感覚が思考や行動を形づくる

職業選択は、その人の感覚が何かによって変わってくる。建築家は視覚が発達している必要があり、音楽関係の仕事の人は聴覚人間、優秀なスポーツ選手は体感覚人間、弁護士は中立人間でなければならない。

ラポールを築くには、相手がどの感覚を好んでいるかを知り、相手と同じような言葉を選んで使う。

複数の人とのラポール構築は、全ての感覚を総動員する。

極端な視覚人間は早口です。動作も早くせかせかしている。視覚的記憶は視線を上に向けると活性化されるのでスーパー視覚人間の目はよく上を向いている。

スーパー聴覚人間は考える時には聴覚的記憶を使うので、少しの音でも気が散ってしまう。

スーパー隊感覚人間は感触に敏感です。典型的な体感覚人間はサンタクロースのイメージです。

相手が好んで使う感覚が分かると、その人が言いたいことが分かるようになります。

第五章 相手の抱いている感情を見抜く

感情は元はと言えば脅威から反射的に身を守るシステムとして生まれた。

感情は一時的で激しい。それとは別で、精神状態は感情の背景として長く続く。

人は絶えず外に向けて感情を発信しています。無数の顔の筋肉が働いて感情が人間らしさの表情を作る。シワをなくすボトックス注射は筋肉をマヒさせるので特定の顔の筋肉が働かなくなります。

顔の表情は相手の感情が分かるだけでなく、これから始まりつつある感情も分かります。筋肉は意識よりも素早く反応するからです。

第六章 気まずい状況をひっくり返す方法

自分のことだけを考えるのをやめ、相手のことに注意を向けてラポール構築に勤める。遅すぎることはないので、諦めずに頑張ると良好な状況に変化する。

第七章 相手の嘘を見抜く

嘘を見抜くには相手の発する言葉には拘らずに、身体や声の調子に注意を向ける。嘘とはあるメッセージを別のメッセージで隠そうとする試みなので、この矛盾するシグナルを探すのです。

本当の感情を隠すのによく使われるのが笑顔で、嘘をついていると口角が非対称になる時がある。そして真の笑顔は目の周りの筋肉の外側と内側の両方を使っている。偽りの喜びはタイミングが早く、本当の喜びの表情は顔全体に広がるまで少し時間があり、作り笑いは顔に残る時間が長すぎる。

嘘をついている人は嘘を見抜かれるのを恐れるあまり、アイコンタクトをとろうとする。瞬きの時間も長めです。

顔もよく触りがちになる。

予め嘘を準備していたら、これらのサインは当てはまらない。

顔から離れるほど身体で嘘をつくことは出来ていない。足にも嘘のサインが表れやすい。

意味のない反復行動(転位行動)は心の中のストレスを発散するときに出るので、嘘をついている可能性が高い。

声は高く、大きくなり、早くなる。

話し方も間が長くなる。

奇妙な言葉使いをし始める。

話が長ったらしく、脱線することが多い。

同じ話を繰り返す。否定形で話したがる。「私」という言葉を避けようとする。時制で距離を置こうとする。前置きがある。丁寧な言葉使いをする。

相手が嘘をついているかどうかの判断は、一つのシグナルが見つかっただけでは判断しては危険です。何故ならその人の、もともとの仕草かもしれないからです。前後関係を考慮しつつ、複数のシグナルが確認できて、慎重に判断しなければならないです。

第八章 無意識に異性の気をひく

初めはラポールを築くように試みる。そしてアイコンタクトをして目があったら視線を下にむけて服従のサインを送る。次に身なりを整えたり手首や掌を見せて武器など持っていないことをアピールする。

相手の関心が薄れたシグナルは、メガネをかけたり、手に何か持ったり、脚を組んだり、アイコンタクトが途切れる、目に見えない埃を払い落とす、存在しない服のゴミを落とすなど。

第九章 相手に気づかれずに相手を操る

相手を操るには暗示をかけます。暗示とは潜在意識への提案です。潜在意識に向けて提案するほうが意識に向けて行うよりも遥かに効果的なのは、潜在意識は意識と違って言われたことを分析しないから何の批判もせずに、そのまま受け入れてしまいます。

否定形で〜でないと言うと、否定する内容を想像しなければならない。

〜しないでと言うと〜してしまう。

ほのめかすことで暗示をかける。

基準のない比較をする。

見抜いていると思わせる。

大多数がこうしているとほのめかす。

第十章 アンカーを使って感情を呼び起こす

条件付けを利用して相手の感情をコントロールする。

自分にもアンカーを設定することができ、いつでも感情を呼び覚ますことができる。

身体の触れ合いでアンカーを設定することができる。

特定の人に特定のアンカーを設定するにはその機会まで待つ。

第十一章 読心術を披露してみよう

人の考えていることを読み取る。

1.視覚感覚を探る。

「あなたの部屋を思い浮かべてください」と質問、

ここで目の動きをチェックする。

2.聴覚感覚を探る。

「あなたの好きな曲のサビを思い出してください」と質問、

目の動きをチェックする。

3.体感感覚を探る。

「シャワーを浴びている時どんな感じがするか思い出してください」と質問、

目の動きをチェックする。

以上3つの感覚のうち2つで目の動きを確認したらそれぞれの記憶を辿ってもらって目の動きの一貫性をチェックする。

そして被験者が頭の中に思い浮かべている3つの中のどの感覚に反応しているかを目の動きから読み取る。

視覚、聴覚、体感覚の3つに分けて思い浮かべてさせて、相手の心を読みます。

どちらの手に持っているかを当てる

まず、小さな何かを片手に持ってもらう。

第一の方法

被験者に背を向けて持っている方をこめかみに当ててもらう。そして下ろしてもらって、振り返って相手の手を見て白い方が持っている方です。何故ならこめかみに当ててた方が血流が少なくなって白くなっているからです。

振り子の実験では、否定形の「いいえ」の言葉に反応する、非常に小さな筋肉の動きから相手の頭の中を読み取る。これは嘘発見器としても利用できる。

まとめ

本書を読めば読心術とは作り話でも神話でもないことがわかる。人の心を読むには目の動き、ボディーランゲージ、声の調子に集中して、変化を読み取ることが大事です。人の細かな感情の変化を沢山の写真で解説されていて非常にわかりやすいです。読心術の知識を持っていることでより良い人間関係を築きあげることができ、何しろ、人とコミュニケーションをとる事が楽しくさせくれる素晴らしい本です。

著者 ヘンリック・フェキセウス 1971年生まれ

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