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仕事ができる社員、できない社員 吉越浩一郎 要約

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はじめに

本書はトリンプ・インターナショナル・ジャパンという会社で19年間、経営者として見てきたできる社員とできない社員は何がちがうのか、ではどうすれば仕事ができる社員になれるのか、その方法を解説しています。

一章 こんな考え方ができる人

・現状維持より向上心を持つ人

・英語が話せる人

・ITの知識がある人

・会計の知識がある人

・マーケティングの知識がある人

・どの会社でも通用する普遍的なスキルを持っている人

以上の知識を持っていればどの会社に行っても役立てることができるので、時間を見つけて勉強するべきです。

できる社員は「自分は何をしなければならないか」を常に考えています。

結果が全てであるが、プロセスを大事にしていれば間違いなく結果は出ます。

「やることはやった」は評価されません。何故ならやることはやった=正しいプロセスを踏んだ、のなら、結果がでているはずなのです。

会社は利益を出すためにあるのです。

十分な成果をあげても会社に評価されないのであれば転職するべきです。

人間力のある人

・経験に裏打ちされた自信がある

・大きな能力をもっている

・逆境をのりこえつつも常に穏やかな気持ちを持っている

・理論と説得力がある

・包容力がある

・まったく私心がない

人間は、逆境に立たされた時、自分の力で乗り越えようとするときに成長します。上司や会社が頼りなくても自分で何とかしようと行動できる人です。いつまでたっても成長しない人はうまくいかないことを周りのせいにする人です。

「人事を尽くして天命を待つ」というのが仕事への向き合い方です。もし失敗しても天命を待つ部分を反省し、努力すればよいのだと具体的な目標がはっきりします。

損な役回りが回ってきても、前向きに捉えて仕事に取り組むことで、できる社員の仲間入りになります。

全てのビジネスマンたるもの独立を志すべきです。そのためにもリーダーになるための勉強など、大きな目標をたてて精進することが大事です。独立を目標とすると会計スキルやリーダースキルなど学ぶべきことが沢山あることがわかります。

二章 こんな習慣がある人

良いイメージを持つ習慣は自分の実力を押し上げてくれます。良いイメージで努力を重ねると、より大きな自信となります。リーダーの資質としても必要な要素です。

楽観的ではダメです。危機管理能力を持って事前に手をうっておきます。つまり悲観的に準備して、楽観的に考えます。

無駄な体力を使わない人。体力がなければ明晰な頭脳を維持することはできません。平素は体力を温存して、ここぞという時に最大限に力を出すように準備するのです。できる人は健康維持、体力維持に熱心に取り組みます。

できるビジネスマンは移動中でも時間を活用して仕事をします。寝る人は単にくたびれている人です。

仕事ができる人になるには早寝早起きは必須です。一日を早く始動し、仕事に取り掛かるのです。

本をよく読む人。「分析力」「常識力」「判断力」を読書をして磨くのです。それを自分の経験とリンクさせて汗をかくのです。本を読んで、仕事に生かすのです。

「なぜ」を常に考えて論理的に仕事をする。感情的思考で物事を進めてはいけない。

整理整頓できる人は頭の中がきちんと整理できているので、一つのことに集中できる人です。

三章 この能力を持っている人

仕事は計画段階で六割「正しい」と判断できれば実行に移ることです。実行に移せば誤差は生じます。そこで現場に「責任」と「権限」を与えて即座に修正に対応させます。

初志貫徹を持って臨機応変に対応し、成功するまでやれば成功するのです。これは真理です。

常にスピードを意識して仕事をする。デッドラインを決めて潔く仕事を割り切る。段取りもしっかりと考えて行き当たりばったりしない。

発想力のある人とは、前例から学んだルールやパターンを、例外的なものに当てはめて考えることができる頭の柔らかさを持っている人です。それを下支えするのは「経験」「勉強」「常識」です。他のモノのアイデアを参考にしたり、本人の努力と工夫次第で素晴らしい発想は得られます。

一流のビジネスマンは感情のコントロールができます。時には感情を表すことが効果的に働くこともあります。時には一歩手前で折り合うことができる人は仕事ができる人です。

「成功はみんなのもの」という考えを持つ。そうすると信頼を得られ味方が増えます。敵も味方にすることで早くチームワークを作り上げることができ、仕事を完遂することができます。

四章 この「仕事の基本」を守る人

緊急度が高い仕事だけで手一杯にならずに、緊急ではないが重要な仕事に注力することが大事。

デッドラインを積極的に自分に課す。そうすることで集中力も高まります。

上司が自分で仕事をしようとせず、部下に任せてることが大事。どのようにするか部下が決め、それを上司が判断して結論を出すのです。上司が仕事をしてしまうと雑用しかできない部下しかいなくなります。部分も自分を高めるのは結局自分なのですから自分で苦労して自分のポジションを築いていくべきです。

難問も分析して分解して一つ一つを丁寧に解いていくことで解決できる。

指示された通りの事を完成させたうえで指示されたこと以上のことが出来る人が伸びしろがあり成長できます。

五章 この「要領」を掴んでいる人

自分の考えや情報を共有して周りからの協力を得ます。周りを抵抗勢力とするとよい仕事はできません。そのためにも伝えるスキルは大事です。

仕事に大事なのは「徹底度」です。徹底度が保たれていれば次は処理するスピードです。緊急度、重要度に従って仕事をしていきます。変化に対応できるように情報収集を怠らず常にアンテナを張って余裕をもって対策するようにしましょう。

人脈とはギブアンドテイクが基本です。一方的なのは人脈ではないです。人脈を作るためにパーティーへ行ったりするより自分を磨きそれ相当のレベルにまで自分を育てることから始めましょう。

結果が伴っていない人の言うことに説得力はありません。

リーダーは部下にお世辞を言うものではないです。上司と部下は本来厳しいものでなければなりません。

会社組織の中で自分の権利を主張するときはそれがチームワークの妨げにならないか、主張してよい場面なのかを見極めるべきです。

六章 こんな「性格」をしている人

リーダーは厳しい状況の中でも、ものごとをうまくまとめる能力が必要です。

稲森和夫氏は、人の心の弱さが過ちをもたらす「性弱説」を主張します。なので会社は性弱説に対して厳しく取り締まるシステムを作らなければなりません。

部下に好かれようとする上司より、会社が一度決めたことを徹底してやるためなら部下に嫌われるのも厭わない上司の方が、会社にとっては必要な人材です。

仕事ができる人は物事をロジカルに考えることが出来ます。

部下には大きな仕事を任せ、権限と責任を与えます。仕事が人を育てます。上司が人を育てるのではありません。部下が失敗しても手を差し伸べる必要はありません。這い上がってきてこそ成長するのです。

長所も短所も見方によって変わるので、問題がなければそれを直そうとする必要は無く、自分に自信を持つことを優先する。

高いプライドを外に向けると「自尊心」、内に向けると「向上心」。

低いプライドの良いところは「謙虚な心」であり、内に向かうと「向上心に欠けた無能な人」となります。

七章 こんな「価値観」で動く人

個人は会社に貢献した対価として報酬を受け取るだけ。それ以上のなにかを期待するべきではないです。

会社とは長年勤めても辞めてしまえば何もなくなる「架空の空間」です。単に残るのはその間に手にした「報酬」に尽きます。それ以上のものを求めると、あとで寂しい思いをします。

仕事ができる社員ほど仕事とプライベートをはっきり分けます。定時で帰るということは実力があり、結果を出している証拠です。

トラブルが起こったら問題点を明確にし、その対策を真っ先に考える思考回路を身につけましょう。そして再発防止策を検討します。これを自ら率先して行うのです。

建前で動くと会社は良い結果に繋がりません。会社は本音を積極的に出せる体制を整えるべきです。

若いうちから海外へ出ることは自立した個を育てる上で大切です。全て自己責任、そういう厳しい環境に身を置いて鍛えることができる人は必ず伸びていきます。

自立した個の集まりでチームを作り、チームワークを作っていく。こうした環境では良い仕事は生まれやすいです。

埋没した個では、チームワークはごまかし合い、馴れ合いに終わってしまいます。

過去のやり方にこだわる人は新しいやり方が理解できないので抵抗勢力になりがちです。過去のやり方を新しいやり方に載せ替え、二つをブリッジしていくことが一流のやり方です。

問題は小さなうちに解決すべきです。先延ばしにして問題が大きくなる前に対応しなければなりません。そうすればリスクを負うことは起こりえません。

まとめ

本書は一流の社員とはどういうものかが明確に書かれています。日本式の考え方を一切排除したドライな思考を持つことが大事です。それができなければ一流とはいえません。それだけ一流と誰でもなれるものではなく、とても厳しいものだということに気づかせてくれます。

著者 吉越浩一郎 1947年千葉県生まれ 1987年トリンプインターナショナルジャパン代表取締役副社長 現在、経営コンサルティング

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